都市計画学研究室

持続可能な将来市街地形成を目指した事業評価手法

コンパクトで環境にやさしい持続可能な都市形成が求められる中、今後、集約型市街地構造の実現を目指した場合、環境負荷が増大するといわれている中心市街地において、集合住宅建設、屋上緑化、駐車場・歩道緑化等の事業をCO2吸排出量により評価しています。

また、本研究室では、平成16年より、市、地域住民とともに「宇部市景観計画」策定に向けて、国道190号常盤通りの将来像を検討するワークショップ(WS)を開催しています。提案された将来像が実現した場合の効果について、現状と比較してどの程度のCO2吸収量の増加が見込めるかを算出し、事業の評価を行っています。

コンピュータグラフィックス技術CG・VRMLを用いた常盤通り将来像の検討

 

WSで提案された常盤通りの将来像より、最もCO2吸収量の高いプランは中央分離帯プランであり、現状の12倍に相当する年間646(t-CO2)のCO2吸収が期待できます。

宇部市景観計画策定に際して地域住民とのWSを通して提案された常盤通りの将来像

 

各プラン実現後の常盤通りのCO2吸収量

 

提案された常盤通りの将来像に基づき、現状の市街地緑被率(0.98%)を5%に向上した場合、年間3,492tのCO2吸収量の増加が見込まれます。

駐車場・歩道緑化により中心市街地の緑比率を増加させた場合のCO2吸収量の変化